Lifehackの入り口であり、ひとたび始めてみると意外と奥深いGTD。
やってみたのはいいものの、うまく行かないとGTDツールに振り回される日々が始まってしまうのが関の山。本来は時間節約、効率化が目的のLifehackのために貴重な時間が割かれてしまうという本末転倒な状況に陥ってしまう。
そして斯く言う自分もこの週末、Thingsの正式版登場とともにOmnifocusから浮気してみたい気持ちにかられていたのでした。しかしここは幸いにもOmnifocus<への高い投資が踏みとどまらせてくれた。そして、なんでThingsに浮気したくなったのかと自問自答してみると、最近ちょっとGTDをうまく運用できてていないという意識があったからでした。そしてGTDをツールを変えたらその問題が解決するんじゃないかという、根拠の無い無駄な期待をしている自分の気持ちに気付くわけです。
これはいけない。こうやって外部(ツール)に理由を見つけようとすると結果的に大きなロスを招く。ということで自分の心の中で自分を正座させて問いつめることに。なぜGTDがうまく行っていないのかと。そしてひとしきり思いを巡らせてみると、GTDの大事な要素をきちんと運用できていない懸念に気付く。それはContextの設定が間違っているかもしれない、ということだった。
GTDのコアはどこにあるかと言えば、ContextとWeekly Reviewの2つだと言っても過言ではないはず。そのContextの設定を間違っていたのでは上手く運用できるはずが無い。ではこれまでのContextがどうだったかというと、こんな風でした。
Before Review
いわゆるGTDの教科書的なものには、あくまで「例えば」という説明のもとではあるにせよ、このようにメールには”Email”、電話をするものには”Call”などと割り振るという説明があったりので、それに従ってそんな風に設定していた。でもこれって僕の場合まったくworkしていなくて、結局は”Office”というcontextとして一括で扱ってました。そうすると実質的にはContextの区分がまだ粗く、GTDのエッセンスである”今のContextにFocusすること”というところが、workしないという状況に陥っていた。
そこでもう一度自分のおかれる立場、会社内で身を置くContextにどのような物があるかを考えて、以下のように再設定してみた。
After Review
そうです、要は時間軸に置き直したような形です。僕の場合、クライアントのところへ行かない限り、Officeの中で居る場所はほぼずっと一定だし、PCに向かってほぼ全ての仕事をこなすことになる。そういう環境において、自分のテンションややり易い仕事の志向性は何で変わるかというとそれはほぼ時間だ。だから時間で区分けすることは、自分の集中力リソースのavailabilityレベル別で区分するのに等しいということになる。朝は当然ながら高い集中力があるし、どちらかといえばクライアントや社内タスク等でのinterruptも少ない。(これは非常に重要)
だから午前には高負荷の作業を割り振る。それに比べて午後の時間は細かく中断を余儀なくされることも少なくない。そのため多少の中断もそれほど効率性を落とさない作業を割り振る。さらに14-15時くらいの眠くなりがちな時間帯には少しでも体を動かすようなタスクを割り振る。こうすることでぐっと効率が良くなる。
もう一度GTDの基本に立ち返ると、集中力というリソースを上手にmanageするために、その状況でしか出来ないこと(そこでするべきこと)にFocusするための仕組みがContextである。そういう意味では集中力の高い時にしか出来ない仕事、眠い時のでも十分こなせる作業、といった風に自分のリソースの利用可能状況に合わせて仕事を区分して、適切な時間軸のContextを割り振るというのはアリなのではないかな、と思ったのが今回のきっかけでした。これが100%うまく行くかはやってみないと分かりませんが、まずはモノは試し、これでしばし運用してみようと思います。
